【感想】 映画「としまえん」頼むからこのレベルでお金を取ろうとしないでくれ

こんにちは。

年間ホラー映画を50本以上視聴するせかいひろしです。

本日は、実際の遊園地「豊島園」を舞台に撮影されたホラー映画「としまえん」について語っていきたいと思います。

豊島園は古くから地元民だけでなく色々な人に親しまれてきた遊園地なだけに閉園されるニュースを耳にしたときは、寂しいと感じた人も多くいたと思います。

そのため、豊島園を映像として再度見るためにホラー映画「としまえん」を観るって人は一定数いるのではないかと思います。しかし、それが人生最大のミスチョイスであったとはつゆ知らず…

もうお察しかと思いますが、結論から言いますと本作「としまえん」は私の人生の中で1位2位を争うレベルで見るに堪えない映画でした。

あの伝説の映画「クロユリ団地」を超える可能性を秘めた作品です。

なんせ、私はB級ホラー映画にそこそこ耐性のある私でも視聴後、1時間は内臓の違和感が残っていたんですから…

本作はそれだけ特級呪物ということです。

※あくまで作品の出来に対しての感想であり、役者さんたちを侮辱したいわけではないのでその点だけはご承知ください。

この記事は映画「としまえん」のネタバレを含んでいますのでご注意ください。

目次

映画「としまえん」の概要と評価ポイント

映画としまえん制作委員会より引用

監督:高橋浩
公開:2019年5月10日
本編:1時間21分

評価
  • 映画.com 2.2/5
  • Filmarks 2.1/5
  • せかいひろし 0.3/5

本作は、高橋浩さんというおそらく無名の監督さんが手がけたホラー映画作品。

というのも私が調査した限りでは、過去に他に手がけていたのは「ようこそ東映殺影所へ」というこれまた特級呪物級の匂いがぷんぷんする作品のみであるためです。

上記の「ようこそ東映撮影所」についてはまた機会がありましたら、レビューさせて頂こうかなと思います。

さて、本作を視聴しことがある方なら激しく共感していただけると思うのですが、視聴するとその場で爆散するほどの破壊力がある作品に仕上がっています。

なんせ、本作の表紙に登場する「爪」は一才登場することはなく、「としまえん」というタイトルも遊園地を題材にしてるからというだけで、劇中登場する「としまえんの呪い」は序盤以外全く出てこないのですから。

また、演技力、ストーリー性、キャラ設定、ホラー演出、ディティールどれを切り出してもとてもではないが映画館代として1800円取っていいレベルには断じて達していないです。

実際、私は、本作を視聴後ストレスから来る内臓の不快感と全身の倦怠感に1時間に悩まされましたので。(笑)

1円も支払わずに見てこのレベルの衝撃を受けるんですから、もし映画館で視聴していたと思うと…

おそらくその場で爆散するか呪霊化していたことでしょう。それくらいやばい作品です。

まさに現存する特級呪物です。

※あくまで作品の出来に対しての感想であり、役者さんたちを侮辱したいわけではないのでその点だけはご承知ください。

映画「としまえん」の口コミ

としまえんには元々都市伝説となった呪いがあるのにその呪いと行方不明になった元同級生の怨みの呪いとごっちゃになってて、映画冒頭で動画を撮影してたグループは??本作品は最後に残った主人公以外はとしまえんの呪いでやられて、主人公は同級生の呪いで?っと少々混乱した。にしてもこんだけ人が行方不明になってたらこの先としまえんは営業出来るのだろうか…?と心配してしまった。

ホラー系が苦手でも大丈夫な作品。

フラニーさんより_映画.comより引用

画面は明るいし、演技も棒じゃない!しかし、個性が皆無に等しい残念なホラー映画でした。ただし、「としまえん」のプロモーション映画としては一定の価値があると思います。肝心の「としまえん」は閉園していますが。

とにかく何もない映画でしたね。キャラも恐怖描写もオチも普通です。強いて言うなら竹中直人の変顔が数秒だけ観られます。正直、レビューすることがなくて困惑しています。

改めてJホラーって難しいと感じました。マイナーよりの作品は滅多に当たりを引けません。今後も根気強く鑑賞していきたいと思います。しゅ、週に一度くらいで…。

おしるこさんより_Filmarksより引用

映画「としまえん」の登場人物/キャスト

ここでは、本作の登場人物を軽く紹介しながら、感想を述べたいと思います。

この章は映画「としまえん」のネタバレを含んでいますのでご注意ください

※あくまで作品の出来に対しての感想であり、役者さんたちを侮辱したいわけではないのでその点だけはご承知ください。

辻本 早希(北原 里英さん)

本作の主人公であり、典型的な「嫌な」女キャラです。

オーストラリア留学という人生最高のイベントが目前に迫る中、としまえんに関わったがために映画ラストに呪霊と化した親友に呪殺されていまいます。

主人公でありながら、作中屈指の隠れクズキャラであり、よくいる良い子風の腹黒キャラです。

実際、高校生時代から、カースト上位グループに所属したいがために、幼馴染であり親友のいじめを黙認したり、親友に図星をつかれたことをきっかけに自らも陰湿ないじめに回るということをするどうしようもないキャラでした。

終始どうしようもないキャラですが、このキャラのクズっぷりを最も象徴するのが、映画ラストで自分1人だけ助かったと思った時の不適な笑みでしょう。

このキャラの本性が一番現れた瞬間でした。

ただ、結局それは、呪霊が仕掛けた幻術であったため、映画で最も残酷な死に方をしてもいます(笑)

香西 杏樹(小島 藤子さん)

映画としまえん制作委員会より引用

主人公の高校時代の友達であり、全員が死ぬきっかけを作った張本人。

高校時代からカーストの頂点に立っていたこともあり、何事も自分が支配したいというのが染み付いている残念なキャラです。

実際、友達が行方不明になった際、一貫して主人公に行方不明になった友達に電話をしてといい、自分からは固くなに電話していません。

おそらくその日は電話持っていなかったのでしょう。そういうことにしておきましょう(笑)

ただ、その反面グループの中では一番仲間思いであり、明らかに遊園地に誰もいなく、違和感だらけの不気味空間でも最後の最後まで友達を見捨てずに探し出そうとした側面があるので、姉御な人なのである。

映画では語られていないけど、おそらく一番幼馴染をいじめていたこともあり、悲鳴が一瞬で途切れてしまうスピードで抹殺されてしまいます(笑)

あのシーンはおそらく編集ミスだと思いますので、そこは見る価値あるかもです(笑)

小林 由香(小宮 有紗さん)

映画としまえん制作委員会より引用

主人公の幼馴染であり、主人公たち一行を全員もれなく呪い殺した張本人です。ちなみに呪霊です。

幼い頃は比較的活発であったが、高校生になる頃にはか・な・り大人しくなったキャラ。

超引っ込み思案なためおそらく主人公以外に友達がいなく、カースト上位グループからいじめられることが多いかわいそうなキャラである。

しかも最終的に主人公にも見放されることになるから本当にかわいそうなキャラ。

ただ、本作最大の被害者として演出がされているが、本人はかなりのメンヘラ気質であるため同性や主人公からウザがられてしまうのも理解はできる。(笑)

なんせ、

  • 主人公が一番気にしているが、無視している心の弱さをはっきりくっきり指摘する
  • 高校生になっても「一生離れないでね」と激重い発言を平気でする
  • 幼少期の一番中良かった写真を渡してくる

といったハイパーメンヘラ行動を平気でやってしまったりするからである。

つまり、もちろん過去にいじめていた主人公たちもかなり悪いが、この子も完全にシロであるわけではないので、半分逆恨みである(笑)

実際、カースト上位グループにとしまえんの呪いを検証しに行ってこいと言われた後、色々青木たあと、自らの意思で検証をしに行ったのであるのだから(笑)

そういうこともあり本当に救われないキャラである(笑)

ただ、としまえんの呪いを飲み込むだけでなく、領域展開を習得していることから、元々相当な呪力量を持っていたことは確かである。(絶対違う)

映画「としまえん」の感想 ※ネタバレあり

映画としまえん制作委員会より引用

「最後」に評価できるポイントを作ってくれたのグッド

映画「としまえん」は本当にどうしようもない作品なため、視聴中は評価するところがなさすぎてどうしようと真剣に悩んでいました。

実際、

「えっ?まさかこのまま主人公も普通に殺されて映画終わらないよな?」

「もしそうなったら本当に本当に歴代屈指のクソ映画だぞ?(怒り)」

と思っていたんですから。(笑)

しかし、違いました。

映画ラスト、つまりオチだけはしっかり期待を裏切る演出が施されていました。

映画のラストで主人公も呪霊に襲われて死亡?⇨いや主人公だけ幼馴染のよしみだからなのか助かった!⇨嘘です!あなたも彼らと同罪なためしっかり呪い殺しますよ

というまあしょうもないものではありましたが、しっかりとありました。

もし、最後に何の捻りもなくただただ普通に呪い殺されていたら、きっと私の内臓が内側から破裂していたことでしょう。(笑)

でもラストだけはしっかり期待を裏切ってくれました。そこだけがこの作品の最大の魅力だと思います。(錯乱)

頼むからこのレベルでお金を取ろうとしないでくれ

映画「としまえん」を視聴した方なら100%共感してくれることが「頼むからこの程度のレベルでお金を取ろうとしないでくれ」でしょう。

なんせ、演技力、ストーリー性、キャラ設定、ホラー演出、ディティール、意外性どれをとっても史上最低レベルのクオリティーだからです。

演技力は申し訳ないですが、酷すぎますし、ストーリーは冗談としか言えない代物です。

ホラー演出はこの作品を視聴している状況そのものがむしろホラーと感じてしまうほど虚無、登場キャラは全員揃ってクズと正直存在そのものがホラーとしか思えないクオリティーであります。

これで劇場公開当時、1800円をしっかり取っていたんですから、笑えないです。(笑)

繰り返しになりますが、もし自分が映画館で見ていたらその場で崩れ落ちていたレベルです。(笑)

脚本を仕上げるのはとても大変な作業であり、納期の問題もあったりと色々大変なことは分かりますが、このレベルの作品は流石にやばいですよ(笑)

頼むから脚本くらいまともに作ってくれ

これは個人的な意見ですが、映画「としまえん」の最大の問題点は「ストーリー」であると思います。

演技力はアイドルを起用しているのである程度しょうがないでしょう。見ていて苦痛を伴いますが、妥協はしましょう。

キャラ設定も人間的残酷さを演出させたいというのであればあれはあれで成立はすることでしょう。

ホラー演出もお世辞にも良いとは評価できないですが、1000歩譲って妥協しましょう。少なくとも怖がらせようとしているのですから。

しかし、映画の根幹とも言える「ストーリー」は別です。

映画「としまえん」は元々としまえんには呪いが存在するからそれを確かめてみようというがそもそものストーリーです。

つまり、本作の行われるすべての呪いは「としまえん」の呪いであるべきなのです。

実際、映画冒頭でYouTuberたち、幼馴染がとしまえんの呪いによって殺されています。

しかし、途中からなぜかとしまえんによって呪い殺された幼馴染が呪いとなって主人公たちを亜空間の中に閉じ込め順番に呪い殺すというものになってしまうのです。

こればかりは流石に「は??」ですよ(笑)

「としまえんの呪いどこ行った?」

「実は幼馴染が莫大な呪力を持っていて死後にとしまえんの呪いもろとも取り込んだと脳内変換しろとでも言うのか?」

「それは流石に無理がありすぎるぞ!!!!(怒)」

ストーリー映画の要なので、そこをブレさせないでほしいと心の底から思いましたね。(怒)

まとめ

いかがでしたでしょうか?

これが、特級呪物「映画としまえん」であります。

本記事を見ていると言うことは少なからずあなたも犠牲者ということなのでしょう。

まあ過ぎたことはしょうがないので水に流すとしましょう。こういうのは気持ちを切り替えることが一番なのですから。

ちなみに、本作ではストーリーの大筋とは全く関係ないが、ストーリー随一の怖いポイントがあります。

それは、前編部分つまり前座で登場する幼馴染のお父さんと豊島園のスタッフさんです。

どちらも幼馴染の呪いよりも10倍怖いので、本作の最も怖い部分は開始20分くらいで終わってしまいます。

でも映画は1時間21分もあります。

ね?としまえんって特級呪物でしょ?(笑)

以上っ!

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この記事を書いた人

はじめまして!せかいひろしです。会社員をしています。
世界の森羅万象を解明することを人生の指針にしています。都市伝説や未確認生物、古代文明の話が大好きです!

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