不老不死をもたらす伝説の未確認肉塊生物「太歳」とは?

こんにちは。せかいひろしです。

皆さんは、「太歳」という肉塊状の未確認生物を聞いたことはありますでしょうか?

読み方は「たいさい」です。

食すと不老不死になると言われていることから、古代中国の皇帝が探させたという逸話も残っています。

そんな太歳は古代の中国では度々目撃されており、中国人には非常に身近な未確認生物とも言えます。

そこで本日は、古代中国から伝わる伝説の肉塊型未確認生物の「太歳」についての概要から目撃例、その正体について迫っていきたいと思います。

目次

未確認肉塊生物「太歳」とは?

出典:百科知識:太歳

太歳(たいさい)とは、古代中国から現在に至るまで度々目撃されている未確認生物です。

その見た目は茶色と黒が混ざったような色をしており、巨大な肉塊のような風貌をしています。

伝説では、食べたものは不老不死になるが、災いも同時に降りかかると言われていので注意のいる未確認生物と言えます。
記録では、古代中国のいろいろな皇帝が探し求めたとされてもいます。もちろん、不老不死が大好きな秦の始皇帝も探し求めたそうです。

このように、古代中国では、意外とそこまで遠い存在ではなかったのが、この太歳という生き物です。言うなれば、中国未確認生物界の有名人です。

そこまで目撃されていると、もはや未確認とは言えないですけどね(笑)

具体的には、下記の3つの古書にもその存在が幾度も確認されています。

  • 古代中国の地理書であり妖怪辞典でもある山海経(せんがいきょう)
  • 古代中国の薬学書である本草網目(ほんぞうこうもく)
  • 中国前漢に編纂された歴史書である史記(しき)

もしかしたら、パンダやオカピといった珍しい動物レベルの出現率だったのかもしれませんね。

未確認生物「太歳」が持つ能力や特性

ここでは、太歳が持つ能力や特性について、伝聞をもとに紐解いていきたいと思います。

太歳の能力・特性としましては、

  • 表面は粘液で覆われている
  • 自己治癒能力がある
  • ゴムのように硬い
  • 表面に無数の目がある
  • 良い芳香を放つ
  • 食したら不老不死をもたらす
  • 地中を移動できる

が上げられます。

表面に無数の目があって、いい香りがする表面ヌルヌルな肉塊は普通に怖いですね。

近代発見された太歳

一見、伝説の未確認生物である太歳も実は近代になって複数の個体が捕獲されています。

ここでは、2つの目撃証言を見ていきたいです。

目撃証言1:陝西省の湯さん

2008年8月23日 中国の陝西省(せんせいしょう)・漢中市(かんちゅうし)で湯さんという男性が友人と共に川のほとりを散歩中に水草生い茂る岸辺に異様な物体が埋まっているのを発見し、掘り起こしてみるとそれは直径が約30cmはある巨大な肉の塊を発見したそうです。

これが発見した肉塊の記録です。

  • 体長:62cm
  • 横幅:57cm
  • 重さ:17.5kg

このニュースは、中国のニュースメディアである「杭州網」が報じました。

ちなみに湯さんは元々太歳について知っていたので、見つけた時は大興奮したとのことです(笑)
出典:杭州網

目撃証言2:大学で研究された太歳

2005年9月、中国広東省で太歳と思われる未確認肉塊が発見されました。

中山大学生命科学研究所(中国の大学)にて研究され、そこで判明したのは、太歳が傷口を粘液を出して自己再生する性質、水を吸収する性質を持っているということでした。

上記で紹介しました陝西省の湯さん以外は出典元を確認できませんでした。そのため信憑性に疑問は残りますが、目撃証言を信じるならば、意外と太歳は身近で発見されていることが窺えます。

ただ、世界の他の国では目撃されることはないようなので、中国固有の未確認生物であるかもしれませんね。

次の章で太歳の正体について迫ってきたいと思います。

未確認肉塊生物「太歳」の正体は巨大粘菌集合体?

出典:百科知識:太歳

ここまで、太歳の伝説や目撃証言をいくつも見てきましたが、ここでは太歳の正体について考えてみたいと思います。

現在、太歳が持つ特徴からオカルト的な特徴を一旦除外して考えると以下の特徴をもつ生物であることが伺えます。

  • 粘液を分泌する
  • 地中に存在している
  • 変形変色能力がある
  • 水を吸収できる
  • 自己再生能力がある

これらを考慮して考えると、太歳の正体は「巨大化した粘菌の集合体」であるとされています。

粘菌とは、「移動するという動物的な性質」と「胞子によって繁殖する植物的な性質」をも併せ持つ生物のことです。ちなみに名前に「菌」がついていますが、菌ではないです。

例えるなら、犬と猫くらい全くの別物です。

単細胞生物である粘菌は、複数個体の細胞が集まって融合に近い形をとりながら、集団で行動して生活をしています。そのため条件と種類が合えば、巨大になりえたりもします。

私が調査した限りでは、太歳は「肉霊芝(にくれいし)」という名前の粘菌であるそうです。

ただ、太歳の効能はある科学的にも程度判明しているみたいです。

  • 抗腫瘍
  • アンチエイジング
  • 免疫力アップ

そのため、意外ときちんとした不老不死食材ではあるみたいですね。

ただ、太歳が巨大化するのには何年もかかるので、超激レア食材である事は間違いないそうです。中国の通販でも買えるらしいので、食べてみたい方はぜひ!(笑)

偽物もたくさん出回っているそうなので、注意は必要ですがね!

ゴムで製造されているもの、昆布を偽装して作っているものなどです。ゴムであれば、匂いを嗅げば分かりますが、昆布であれば、素人には判別は難しいかもしれません。

くれぐれもご注意を!

したがって非常に残念ではありますが、太歳は伝説上の未確認生物ではなく、巨大化した珍しい粘菌の集合体という結果に終わってしまいました。

より詳しく太歳について知りたい方は、中国のサイトになりますが、中国版Wikipediaにかなり詳細に書かれていますので、チェックしてみるといいです。
>中国版Wikipedia

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回も非常に残念な結果になってしまいましたね。

まあ、見方を変えれば、中国の地下には巨大な粘菌の塊が何体もの何体もうごめいていると考えるとそれはそれでロマンがありますがね(笑)

ちなみに、粘菌は食べても美味しいかは分かりません。一応言い伝えによると美味しいそうです。
中国旅行で発見した際は、食べてみても面白いかもしれません。ただ、体にどんな変化が起きるのは全く不明なので、自己責任でお願いします。(笑)

以上!

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はじめまして!せかいひろしです。会社員をしています。
世界の森羅万象を解明することを人生の指針にしています。都市伝説や未確認生物、古代文明の話が大好きです!

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