【超古代文明】伝説のアトランティス文明は本当に存在したの?その正体に迫る!?

こんにちは。せかいひろしです。

皆さんは、今から約12000年に存在したとされている超古代文明であるアトランティス文明をご存知でしょうか?

RPGゲームではお馴染みのオリハルコン金属の発祥の地であると言われたり、現代よりも遥かに高いテクノロジーを持ちながらも1夜にして大陸ごと沈んで謎の多い文明です。

本日は、そんな耳にすることはあるけど、あまり詳細は知られていないアトランティス文明について、概要からその正体、これまでの記録までをまとめました。

アトランティス文明について知りたい人はぜひ見ていってください。

目次

伝説の超古代文明アトランティス文明の概要

ここでは、アトランティス文明に関する基本的な概要をお伝えしたいと思います。

そもそもアトランティスとは?

By RaphaelQS – Own work, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=65546874

アトランティスとは、古代ギリシャの哲学者プラトン氏が自身の著書である「ティマイオス」「クリティアス」に記した伝説上の文明・大陸の名前のことです。

アトランティスに関してプラトンが、祖父から聞いた話であり、それらについてまとめたのが、クリティアスやティマイオスであります。

ちなみにクリティアスとは、プラトンの母方の曽祖父であります。

そして、ティマイオスとは当時の政治家であり哲学者であった人物です。

つまり、アトランティスとは、ノンフィクション作品であると言えます。

次の項では、どのような伝承であったのかをお伝えしたいと思います。

伝承の中のアトランティス文明

伝承によると、紀元前10000年より以前から存在し、大西洋に浮かぶ巨大な大陸で文明を築いていたとされています。

広大なアトランティス大陸の全てを統治していたこともあり、豊富な資源や希少金属「オリハルコン」を活用し帝国を築いてたとのことです。

ギリシャ神話の海の神「ポセイドン」末裔であったため、初めは平和な国を築けてたが、人間との混血化が進むにつれて、物質主義的思考になっていたそうです。

結果的に、より軍事侵攻による領土拡大を目指したことで、国内は腐敗していったそうです。

当時のアテナイの近隣諸国はアトランティスに対抗するために、連合軍を策定して戦ったそうです。

しかし、アテネイ連合軍はアトランティスのあまりの力にかなり苦戦を強いられていたそうです。

そんな時に、地殻変動がアトランティス大陸で起こり、火山は噴火し、津波が起こり、1日と1夜で海の藻屑と化してしまったとのことです。

結果的にアテネイ連合軍は戦争に勝利し、アトランティス文明の幕は降りることとなったそうです。

これが、伝承の中のアトランティス文明です。

ここからも分かるとおり、巷で言われているような神秘主義的な文明はではないです。

古代文明ってロマンが溢れる代物ではありますが、真実は意外と現実的だったりします。

伝説の超古代文明アトランティス文明の正体

ここでは、アトランティス文明の正体と考えられている説を紹介したいと思います。

ティラ島(サントリーニ島)を参考に作られたフィクション説

これは、アトランティス文明の最後が地殻変動による火山噴火と津波によって滅んだことから考えられている説です。

ティラ島(サントリーニ島)とは、ギリシャにある島であり紀元前1628年頃(3600年前)に海底火山が超爆発的な火山噴火であるカルデラ噴火を起こし、島の大部分が陥没してしまった島です。

この火山噴火は、史上最大級の火山噴火であり火山爆発指数は脅威の「7」相当であったそうです。(最大指数は8)

想像しずらい指数でありますが、広島型原爆の数百万発分に相当する威力を持っていると見ている専門家がいるとのことです。

NASA – http://photojournal.jpl.nasa.gov/catalog/PIA02673

そのため、島の一部が写真のように大きくエグれた形になってしまいます。

ちなみにカルデラ噴火とは、極めて大規模な火山噴火現象のことです。

マグマ溜まりから超大量のマグマが地表に噴出されることにより、地下に空間が生じることで、岩盤を支えられず、地表全体が大きく陥没してしまう噴火現象のことです。

この噴火は旧約聖書の出エジプトにも影響を与えたりもしたと専門家は考えています。

そのため、アトランティス文明はこの火山噴火の話に着想を得たプラトンが執筆したフィクション作品である説です。

(参考)https://style.nikkei.com/article/DGXZQOUC116XL0R10C22A1000000/

単位を間違えた説

これは、プラトンがクリティアスに記録したアトランティスの場所の所在地の単位を誤って1桁多く書いてしてしまったという説です。

アトランティス文明やアトランティス大陸に関する話は基本的には、全て紀元前12000年前の話です。

しかし、いくら調査をしても、紀元前12000前に大規模な地殻変動や火山活動を見ることはできないそうです。

しかし、「1桁」小さくすると多くの点で合点がというものです。

つまり、単位を1/10にする

現)紀元前12000年前に存在した
正)紀元前2000年前に存在した

ということです。

その場合、「ティラ島(サントリーニ島)を参考に作られたフィクション説」はとても信憑性を増すのです。

アゾレス諸島やカナリア諸島説

これは、プラトンの話を元にアトランティス大陸を特定した場合の説になります。

プラトンの話では、アトランティス大陸は大西洋に存在しています。

しかし、現状いくら探しても大陸の痕跡を見つけることができません。

無理やり考えるとすると、大西洋上に浮かんでいる「アゾレス諸島」、「カナリア諸島」がその候補地になります。

実際、今から1万年前に氷河期が終わっているので、氷が溶けるギリギリのところまでは地表があったのかもしれません。

リオデジャネイロの失われた大陸説

これは、2013年5月にブラジルのリオデジャネイロ州南東1500km海上において、陸地でしか形成されない花崗岩が大量に見つかったことで提唱された説です。

花崗岩とは、陸地や島を構成する岩石であり、火山のマグマが主成分です。そのため、基本的には陸地がある場所でしか発見されません。

今回発見された海底台地は推定では最大幅1000kmにもなるため、古代にブラジルから切り離されてしまった小大陸の可能性が浮上していました。

しかし、地球惑星科学者のマイケル・ワイセッション氏によると、

「現在、衛星搭載レーダーにより、地球上の海底地図は既に大部分は作成されている。なので、大きなものを見逃している可能性は低い」

と言っているそうです。

そのため、学術的に支持されている説というよりかは、ネットの中で支持されている説になります。

伝説の超古代文明アトランティス文明のこれまでの記録

紀元前から現代に至るまでのアトランティス文明の記録をまとめまとめると以下のようになります。

  • 紀元前360 プラトンの「ティマイオス」「クリティアス」にてアトランティスの存在を主張する。
  • 16〜17世紀 アメリカ大陸の発見により、アメリカ大陸=アトランティスの残骸説が真面目に考察される。
  • 1601年 フランシス・ベーコンにより、ユートピア小説「ニュー・アトランティス」が発表され、アメリカ=アトランティスの残骸仮説を広く普及させる。

    当時でも学術的にはかなり無理があったらしいが、リアリティーがあったこともあり、小説の話を現実の話であると考えている人も一定するいたとされている。
  • 1870年 フランスの大人気SF作家ジュール・ヴェルヌの「海底2万里」が大ヒットしたことにより、一般人のアトランティスへの興味は増加する。
  • 1882年 アメリカの政治家「イグネイシャス・ロヨーラ・ドネリー」が著書「アトランティス大洪水前の世界」を出版したことにより、アトランティスブームを巻き起こす。

    現代からするとドネリー氏の学説は欠陥が多くあったが、当時においてはそれなりの説得力があったことも流行に一役買ったとされている。
  • 19世紀 考古学者、科学者、歴史学者からさまざまな不正確な説が飛び交ったことにより学術会では、その存在に疑念を持っている人の数が増加する。

    しかし、学術会の思いとは反比例するように一般人のアトランティスへの興味は増加する。
  • 19世紀 神智学協会を作ったヘレナ・P・ブラヴァツキー氏がアトランティスと人類の霊的進化や宇宙創生論結びつけたこともあり、オカルトやスピリチュアル界ではブームを巻き起こす。
  • 19世紀 オカルティストは霊視によりアカシックレコードという宇宙の過去現在未来の全ての情報が記録されている記録を読み解いたと主張し、アトランティスの詳しい歴史を解明したと主張する人が現れる。
  • 20世紀 オカルトに傾倒していたナチスは、アトランティスをアーリア人(ドイツ人など)の故郷であると主張する
  • 20世紀 プレートテクトニクス理論が誕生したことにより、かつて大西洋に大陸が存在した可能性が否定され、学術界ではアトランティス大陸の存在は否定される。

こうしてみると、19世紀に入ってから、オカルトブームと共にアトランティスとオカルトを混ぜ合わせるムーブメントがあったのが分かりますね。

実際のクリティアスに記載されているアトランティス像は、現実と神話が融合した姿であり、神秘主義的な世界観ではなかったはずです。でも19世紀に入ると急に神秘主義がアトランティスに侵食してしまうのは、すごいですね。

伝説の超古代文明アトランティス文明について学べる作品

小説:海底2万里(ジュール・ヴェルヌ)

ジュールヴェルヌ氏が1870年に発表した大人気冒険小説。
海洋生物学者とネモ船長が極秘裏に建造された潜水艦ノーチラス号で海底を冒険するというのが、あらすじである。

SFの父と呼ばれているジュールヴェルヌの作品なだけに読み応えがかなりある。

アトランティス大陸や文明についてSFの世界でもいいから触れてみたい人におすすめ。

原著:クリティアス/ティマイオス

プラトンによって執筆されたアトランティス大陸にまつわる全ての話の原点。
ティマイオスとクリティアスの両方を読むことができるので、とてもお得な書籍です。

アトランティスについてきちんと読んでみたい人におすすめ。

映画:アトランティス 失われた帝国

2001年に公開されたディズニー制作のアニメーション映画である。

博物学者の主人公が、アトランティス探検隊に加わり、その謎に迫っていくというのが簡単なあらすじ。

ディズニープラスでも観れるので、気になる人はぜひ。

ちなみに2003年に「アトランティス帝国最後の謎」が続編として制作されています。

終わりに

いかがでしたでしょうか?

これが、超古代文明であるアトランティス文明の全てです。

一般的な認識では、現代よりも遥かに高度な文明を持ちながらも地殻変動により消失してしまったというのが一般的によくきく声であると思います。

しかし、蓋を開けてみると、そのようなことは一切ないことがわかります。

古代文明はなんとも言えないロマンの塊ではありますが、一般的に確立されているイメージと現実とではギャップが多いと言えます。

現在でも一部の研究家がアトランティスに関する研究をしているそうなので、今後の続報に期待したいですね。

以上っ!

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この記事を書いた人

はじめまして!せかいひろしです。会社員をしています。
世界の森羅万象を解明することを人生の指針にしています。都市伝説や未確認生物、古代文明の話が大好きです!

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