こんにちは。
ホラー映画大好き、せかいひろしです。@sekaihiroshi0
本日は、昔話題になりました、映画「クロユリ団地」について紹介します。
団地ってちょっと古びた感じがするので怖くないですか?私は表紙しか見たことがなかったので、少しワクワクをしながら本作をみました。
なんせ、ただでさえ薄暗い雰囲気のある団地に怪奇現象が起きるんですよ?
面白いに決まっているじゃないですか〜!
しかし、、、
結論から申し上げますと、本作は私が人生で見たホラー映画の中でトップ3に入る怪作でした。(もちろん悪い意味で)
なんせ、冒頭から大根演技のレベルがカンストしていたので、映画に全く集中でき見ていて辛くなるレベルだったからです。(笑)
この記事は映画「クロユリ団地」のネタバレを含んで言いますのでご注意ください。
映画「クロユリ団地」の概要と評価
監督:中田秀夫
制作:2013年5月18日/日本
本編:106分
- 映画.com 2.2/ 5
- Yahoo 映画 2.1 / 5
本作の監督は、日本を代表するホラー映画「リング」や「仄暗い水の底から」を監督した中田秀夫さんです。
そのため、私もとても期待していた作品だったのですが、蓋を開けてみると、史上稀に見る最恐ホラー映画でした。(もちろん、悪い意味で)
もし、本作を映画館で2000円支払ってみてた世界線が存在したことを想像するとゾッとしました。
なんせ終盤まで続く大根演技の影響も相まって全く映画に集中できなかったので。
かといって、日本語ホラー映画独特の不気味な雰囲気があったかといえば、ほぼないという…
世界は広いとしか言えませんね〜。
映画「クロユリ団地」の登場人物 / キャスト
ここでは、本作の登場人物を軽く紹介しながら、感想を述べたいと思います。
二宮明日香(前田敦子)さん
本作のメイン主人公であります。
彼女はもはやどう救ってあげればいいのかわからないくらい、メンヘラな彼女でした。もちろん、彼女の両親の事故死はとても悲しいことであります。そのため、メンヘラになるのも理解できます。
それでも、もう少しキャラ設定をどうにかしてあげられたんじゃないかと思いましたね〜
あと、演技力が素人目に見てもとても褒められたものではなかったですね…(前田敦子さんのファンの方々ごめんなさい)
ただ、本作の最大の恐怖ポイントである、そもそも両親は亡くなっていたので、家に帰ると家に誰もいなかったは普通に怖かったです。
あんなに家族中良さそうでしたのに、「急にどうした??!」と普通にびっくりしました。(笑)
確かにお父さんは浮気をしてそうな雰囲気だったし、家族がバラバラになったのか?と思っていたら、ただ単に全て主人公の妄想だったという(笑)
いやどこで怖がらせようとしてるねん!!(笑)って心の中でツッコみましたよ。
笹原忍(成宮寛貴)さん
本作の一見まともそうだけど、蓋を開けてみれば全然まともじゃなかったもう1人の主人公。(本作はダブル主演らしいので)
彼の演技も想像を絶するレベルでしたね〜申し訳ないですが、絶対そこらへんの劇団員の方がもっと良い演技ができるのでは?と思ってしまいました。(成宮寛貴さんのファンの方々ごめんなさい)
そんな彼ですが、正直キャラ設定に問題があるな〜と感じました。
なんせ、あれだけまともそうな雰囲気をかもし出していたのに、最後の最後でどう考えても幽霊でしょっていう相手に騙されたのですから…
もちろん、自分のせいで婚約者さんが植物状態になったのだから罪悪感があるのは理解できますよ。ただ、お前がドアを開けるなよ!と思ってしまいました(笑)
お前のメンタルは正常だっただろ!(笑)
しかも、最後には幽霊の能力により、異空間?ゴミ捨て場?にテレポートさせられて焼死するのですから、本当にどうしようもないキャラでした。
ミノル ( 木下稔)さん
本作のラスボスであり幽霊です。
彼は本作で1番不気味な雰囲気をかもし出していたので、彼に限定した話で言えば、いい役柄だったな〜と感じました。
彼が幽霊になってしまった理由も正直、現実でも全然起こりえるものなので、勉強になりましたね。
そんなミノルくんに言いたいのは、どこでそんなに難しい言葉と狡猾さを覚えたんだと言うことです。(笑)
設定上、彼は5歳です。なので、5歳の少年が遊ぶ相手欲しさに恫喝したりするだろうか?と思ってしまいました。
もちろん、映画なので細かいことには目をつぶるべきでしょうがね。(笑)
映画「クロユリ団地」の感想 ※ネタバレあり
ここからは、本作品全体に対して私が感じたことを述べていこうと思います。ネタバレを含みますので、ご注意ください。
頼むから、きちんと演技指導をしてくれ
きっと本作品を見た誰もが思うこと、それは「頼むから演技指導をちゃんとしてくれ!」です。
本作全体を通して、演技に「変な間」や「素人感」がとんでもなく漂っています。
それが、結果的に視聴者の集中力を奪っていると感じました。
映画に集中できない⇨冷める⇨つまらないと感じる⇨集中できない・・・
これの無限ループです。
作品の題材としても、とても面白くなる雰囲気があっただけに残念でなりません。
頼むから、ちゃんとホラー演出をしてくれ
本作がホラー映画として圧倒的に足りないと感じことは「ホラー演出」です。
オブラートに包まずに言うと、本作は全くといって恐い作品ではないです。大根演技を抜きにしても全く怖くないです。
なぜなら、ほとんどホラー演出をしないからです。
- 不気味な影がある
- オルターガイストが起きる
- 突然の無音からの大音量
など、ほとんど起きません。
あくまで個人的な意見ではありますが、本作の最大最恐のホラー演出は、実は両親がずっと前に既に亡くなっていたという事実が発覚するシーンです。
しかも面白いことにこれって、幽霊とは全く関係のないことです。幽霊が原因で発覚した事実でもありません。
つまり、ただの恐い話なのです(笑)ホラー映画で普通に恐い話をぶち込んでどうするんだよ!と思ってしまったのは私だけではないはずです(笑)
頼むから、謎CGを使うくらいなら使わないでくれ
これは本作だけに言えることではないのですが、「頼むから、謎CGを使うのはやめてくれ」です。
本作品のラスト付近で、ラスボスと思われていた隣の部屋のおじいいちゃんが壁にとんでもない亀裂を発生させるシーンがあります。(幻影です)
これらは全てCGで制作されたものなのですが、その完成度があまりにもひどいのです…
もちろん、CGそのものは高クオリティーです。なので、CGアニメーターさんが下手と言いたいのではありません。
視聴者に明らかにCGと分かるレベルのCGを使うことがいけないと私はいいたいのです。
本作はただでさえ、とんでもないクオリティーなのに現実感のないCGまで使ってくるのはさすが手抜き感があるな〜と思いました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
以上が私が映画「クロユリ団地」の感想になります。
正直、ポジティブに評価するのが難しすぎる作品だったので、全体的に辛辣な感想になってしまいました。
ただ、私と全く同じと言わないまでも、似たような意見を持った人はいると思います。ホラー映画好きであれば尚更です。(笑)
本作には続編を匂わせる発言が、中田秀夫監督さんからありますので、次回作には期待したいですね!
まとめると世界は広いということですね。
以上!
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