感想「事故物件 恐い間取り」頼むからCGなしでリメイクしてくれ

こんにちわ。せかいひろし(@sekaihiroshi0)です。

皆さんは、事故物件って聞くと瞬間的に「恐い」「絶対い住みたくない」などのマイナスの感情を抱くのではないのでしょうか?

私も全くの同感です。昔からホラー映画やオカルトが好きな私ですが、事故物件だけは怪奇現象が起きる起きないに関わらず、住みたくないです。(笑)

しかし、もし仮に住んだ場合どのようなことが起きるのか気になりませんか?映画「事故物件 恐い間取り」はそんな私たちの怖いもの見たさを解消してくれる作品です。

ただ、結論から言うと、「事故物件 恐い間取り」は稀に見る残念映画でした。(笑)

どう評価しても、ホラー映画としては失敗作としか言えません。

もし、2000円払って映画館で見ていた場合、私なら発狂するレベルの怪作です。

本記事は、映画「事故物件 恐い間取り」のネタバレを含んでいますのでご注意ください。

目次

映画「事故物件 /恐い間取り」の概要と評価

『事故物件 恐い間取り』(c) 2020「事故物件 恐い間取り」製作委員会

監督:中田秀夫
原作:松原タニシ作「事故物件 恐い間取り」
制作:2020年8月28日/日本
本編:111分

評価
  • 映画.com 2.4 / 5
  • Yahoo 映画 2.7 / 5

本作は、ジャパニーズホラー作品として有名な「リング」「仄暗い水の底から」を監督した「中田秀夫」氏の作品です。

あの中田氏が監督すると言うことで、とても期待感を持って視聴したのですが、蓋を開けてみたら「えっ?嘘でしょ?!」「ちょっとそれは勘弁してよ、、」というマイナスな感情が溢れました。

途中までは、日本のホラー映画特有の不気味な雰囲気が全開だっただけに残念でなりません。。

私の評価としましては、1.0/5.0です。

ホラー映画初心者にはおすすめできますが、怖がるためにホラー映画をみたいのであれば、絶対におすすめしません。

映画「事故物件 /恐い間取り」の登場人物/キャスト

『事故物件 恐い間取り』(c) 2020「事故物件 恐い間取り」製作委員会

ここでは、「事故物件 恐い間取り」の登場人物とキャストについて確認しながら、感想を述べたいと思います。

山野ヤマメ(亀梨和也)

本作の主人公です。ひょんなことから、事故物件に住み心霊現象を突撃レポートし続けることになったあまり売れていないお笑い芸人です。

本作の主人公を一言で言うのであれば、「クズ男」という印象を受けました。

もちろん、本作は原作をどこまで忠実に再現しているのかは分かりませんし、実際の松原タニシさんは違うとは思いますがね、、

なんせ自分が売れるために、ヒロインの霊感を利用し続けるような人でしたからね(笑)

しかも1000歩譲って、友達に対して利用するような態度はわからなくなくもないですが、ヒロインは明らかに主人公を想っている数少ない純粋なファンでしたからね〜

後半は見ていて心が痛かったです(涙 )

小坂梓(奈緒)

ホラー作品には珍しいヒロインキャラでした。霊感があるせいか、誰よりも悲劇に見舞われるちょっと見ていてかわいそうなキャラクターでした。

ただ、笑顔は素敵で癒し度満点の演技をされていたので、可愛らしかったのです。本作の癒し担当でしたね。

中井大佐(瀬戸康史)

主人公のコンビ相手を務めていました。ただ、本作でもっとも幽霊が原因と推測される被害を受けた、最大の被害者。

これはホラー映画ではあるあるなので、しょうがないのですが、終始情緒不安定なキャラであったので、見ていて好印象を受けられませんでしたね。

ただ、ラストで誰よりも主人公を発揮し、死神を退治していたので、お笑い芸人をするよりも霊媒師の世界に飛び込んだ方がいいのではないかと思えるそんなキャラでした。(笑)

映画「事故物件 /恐い間取り」の感想 ※ネタバレあり

『事故物件 恐い間取り』(c) 2020「事故物件 恐い間取り」製作委員会

ここでは、よりネタバレ全開で私が本作について感じたことを綴っています。ネタバレを十分に含んでいるので、ご注意ください。

頼むから、CGを全て消して、リメイクしてくれ

本作を視聴して、私が最も強く感じたことは「頼むから、CGを全て消して、リメイクしてくれ」です。

もちろん、他にも諸々気になる点があった本作ですが、それ以上にCGが全てを台無しにしていました。

実際に見た方なら分かると思うのですが、一発でCGって分かるようなCGを使うんですよね。そのため、集中して映画を見ていたのに、一気に現実に引き戻されてしまいます。

  • 序盤で出てくる黒いもや(後に死神と分かる)
  • 事故物件でのライブ配信中の主人公の顔に現れる黒いモヤ
  • ラストの死神とのバトル

正直、もしCGなしで制作していたら、もっと恐い作品に仕上がっていたと思うだけに本当に惜しいです。。

頼むから、結果ありきの演出をなくしてくれ

本作は、結果を逆算してストーリーを演出している感が強い印象を受けました。

例えば、

  • 序盤のトラックにはねられるシーン
  • 主人公たちがピンチの時に駆けつけるヒロインと相方

などは特にそういった印象が強かったです。

もちろん、作品の演出の都合もあるので、ある程度は仕方ないとは思います。ただ、せめて視聴者にそれを悟られないストーリー展開にしないと作品としてのクオリティーが下がるのではないかと思います。

序盤のトラックにはねられてしまうシーンは幽霊のせいにしていますが、どう考えても道の真ん中で周りを見ずに歩いている主人公たちが悪いですしね(笑)

きっと、幽霊も「いや、私まだ何もしてないけど。。笑」と思ってさえいるかもしれないだけに残念でした。。

ラストの死神と戦うシーンに至っては、流石にタイミング良すぎとしかならないので、もう少し捻って欲しかったというのが正直な感想ですね〜。

頼むから、まともなオチにしてくれ

本作を台無しにしている要因の1つが「オチが雑すぎるところ」です。

なんせラストでは、死神が登場し主人公たちを抹殺しようとするので。どう考えても作品の世界観を破壊していました。

どう考えても「事故物件」という非常に現実味のある作品と死神は相性は悪いとしか言えません。

なので、死神なんて出てきた暁には笑ってしまいます。(笑)

原作は、ノンフィクションなので、脚色しすぎだろ!と強く感じました(笑)

やはり作品全体の雰囲気をぶち壊すのは良くないですよね〜

したがって、本当になんで死神とバトルをする展開が繰り広げられたのかはマジで謎としか言えません。

私は映画監督でもないのであれですが、「怪異は誰の身近にも起こり得るのでご注意を。。。」みたいな王道的な終わらせ方にすれば不気味さが増し、「事故物件ってやっぱり恐い。。」となるのにただただ残念です。

頼むから、もっと自然な日本語で演技指導してくれ

これは、邦画全般に言えることなのですが、「間」を多用しすぎということです。

「間」というのはちゃんと使うと、視聴者の集中力を高めたりといい効果をもたらしてくれます。しかし。本作では明らかに多用されています。

これだと、演技しています。これからセリフを話しますと言うのが伝わってくるので、私は好きではありません。

もちろん、俳優さん女優さんの演技が下手であるからと言いたいわけではありません。私が聞いた話によると、これは演出家の問題だそうです。

通常、どういった演技を採用するのかは作品の演出家が判断するそうです。

まあこればかりはしょうがないことではありますがね、、
みなさん素人目に見ても演技上手だな〜すごいな〜と感じるだけに残念でしかありません。。

頼むから、有名人を使うのならちゃんと使ってくれ

これも邦画では度々見られることですが、有名人を脇役に使ってインパクトを増大させます。

本作でも、「高田純次」さんが霊媒師的なキャラで出演しています。
しかし、めっちゃ脇役なのです。今後の展開で重要人物になるのかな?と思わせておいて、何もしないという、、

もちろん、お守りを主人公に渡したといつとめは果たしていますが、それだけなのです。

映画のラストで死神と戦うシーンにも登場しないので、そもそも霊媒師キャラって必要だった?とさえ思えてしまう始末です(笑)

まとめ

いかがでしたでしょうか。

確かにホラー映画は開拓されすぎていて、難しいジャンルではありますが、本作は本当に酷かったですね〜

「事故物件がもたらす怪異」という面白いテーマだっただけに残念としか言えないですね。

いつか謎CGと死神を消したバージョンとしてリメイクして欲しい限りです。

以上!

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この記事を書いた人

はじめまして!せかいひろしです。会社員をしています。
世界の森羅万象を解明することを人生の指針にしています。都市伝説や未確認生物、古代文明の話が大好きです!

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