オカルトの現象ってよく聞くけど、実際存在するの?
オカルトを科学的に分析するとどうなるの?
オカルトって本は面白いの?
本日はこんな疑問を解決します。
こんにちは、せかいひろしです。
年間100冊読み、オカルトをどうすれば科学的に考えることができるのかを日々考えています。
科学がどれだけ進歩しても解決されない世界の不思議それがオカルトではないでしょうか?
本書はそんな疑問に中立的な立場で果敢に挑んだ作品です。
以下が本書で取り上げてる題目です。
- 超能力
- 霊能力
- 心霊現象
- UFO
- ダウジング
しかし、皆さんの耳にオカルトの正体について届いていないように、本書でも一貫して「分からない」を貫き通しています。
それもそのはずです、存在を否定することができる論理を証明することができないからです。
それでも本書では、何か新しい発見ができるのではないかと期待させてくれます。オカルトに対して純粋に興味があるそんな方におすすめと言える書籍です。
- オカルトは存在するか否かは分かりません
- オカルトを分類すると見えてくるモノ
- オカルトには特性:見たい時に現れ、隠れるがある
書名 | オカルト 現れるモノ、隠れるモノ、見たいモノ |
著者 | 森達也 |
出版社 | 角川文庫 |
出版日 | 2016年6月18日 |
ページ数 | 236ページ |
定価 | 単行本:792円/Kindle713円 |
オカルトは存在するか否かは分かりません
オカルトと一言に言ってもその対象範囲は広大です。なので、物理的に存在し得るものとどう考えても説明できないものがあります。
宇宙人やUFOは宇宙の広大さを考えると存在しない方がありえないと言えます。なので、存在を証明する理論はありませんが、普通に考えると存在すると言えます。
しかし、心霊現象や超能力は別です。こればっかりは、なんとも言えないのが現状です。なぜなら、世界に存在する全ての証拠写真や体験談が嘘とは言えないためです。
もちろん、90%以上は嘘や見間違い、トリックでしょう。しかし、残りの10%はどう考えても説明がつかないです。
では、存在するのかと問われると、「分からない」になります。
なぜなら、もしかしたら、未知の物理現象では絶対にないとは言えないからです。また、存在を完全に否定することができる論理もないためです。
つまり、「分からない」としか言えないのです。
少し、拍子抜けするかもしれませんが、本書でもそこは一貫しています。
オカルトが未だに解明することができない理由
オカルト問題はなかなか解決をすることができません。
科学の歴史は文明誕生以来5000年が経過しています。科学は、皆さんがご存知の通り、大いに発達してきました。
- スマホ
- 新幹線
- 核兵器
- インターネット
- AI
しかし、オカルトは未だに何も判明していません。では、なぜ科学とオカルトにここまでの差が生じてしまったのか。
それは、大きく分けると2つの理由があります。
- 科学は再現性があり、オカルトは再現性がない
- 科学は客観的であり、オカルトは主観的な要素が強い
一つずつ見ていきましょう。
科学は再現性があり、オカルトは再現性がない
再現性とは、ある現象を繰り返し再現させることができることを言います。
つまり、科学はやり方を教えれば、小学生でも老人でも誰でもその現象を再現させることができるということです。
しかし、オカルトは違います。その再現性は非常に乏しと言えます。理由は以下の通りです。
- 幽霊は誰の目にも見えない
- 霊現象は大抵の場合、科学的に説明がついてしまう
- 超能力を厳密に測定しようとすると現象が現れなくなる
- 超能力は大抵の場合、トリックで説明がついてしまう
つまり、純粋なオカルト現象が再現性を持って生じること自体少ないのです。これでは、研究もできなければ、研究予算も降りません。
なので、科学界では否定されているのです。
科学は客観的であり、オカルトは主観的な要素が強い
科学とは客観性の塊と言えます。
それは、数値化できる、誰の目にも観測することができるからです。しかし、オカルトは大抵の場合、主観的な傾向がかなり強いです。
- 心霊現象を観測するのは、自分自身だけの場合が多い
- オカルト現象が勘違いではないと証明することが難しい
- 視覚的なものな場合が多く、物質的ではない
つまり、周りに証明することが難しいのがオカルト現象なのです。
一方科学は違います。
- 誰にでも観測することが可能
- 全て数値化することが可能
- 物理現象であるので、証拠がかなり残りやすい
このように科学は非常に客観性が高いのです。客観性が高ければ、周りに証明することができます。
以上の理由から、科学は現代でも目覚ましい発展を続けていて、オカルトは現代でもほぼ何も分からない状態なのです。
オカルトには特性:見たい時に現れ、隠れるがある
そんなオカルトにも、特性や特徴はあります。
- 観測しようとすると観測できない
- 現象の側では計器は壊れやすい
- なんでもない時に現れる
- 見れる人と見れない人がいる
- 1%は本当に現代科学でも説明ができない
これは、本書でも繰り返し述べられていることでありますが、オカルトには意思があるかのように振る舞います。
つまり、近づこうとすると、離れ、離れようとすると近づくです。
例えるなら、量子力学の世界ですね。
量子力学とは、現代物理学の根幹を成す理論であり、主に原子や素粒子を扱います。ミクロな世界専門の物理学ですね。
この量子力学とオカルトの世界は非常に似ている性質を持っています。なぜなら、量子力学にも観測するとAという結果を示し、観測しないとBという結果を示すことがある性質があるためです。
こうして量子力学とオカルトを見ると一部共通点があることから、関係性があるかもしれませんね。
まとめ:科学で解明することができないモノはない
いかがでしょうか。
人類誕生以来、長年人類を悩ませているオカルト問題はなかなか解決することができないことが現状です。
しかし、私はいつかは解決されるのではないかと思っています。なぜなら、科学で解決することができない問題はないからです。
もしかしたら、一部の人を敵に回すかもしれませんが、スピリチュアルを信仰している一部の人は、一貫ていて「世の中には科学でも解明することができないモノは存在する」と言います。
しかし、果たしてそうでしょか?
1000年前の人類に1000年後は、以下のことを言ったら誰も信じてくれないでしょう。
- 飛行機が誕生する
- 月に着陸することができる
- スマートフォンが存在する
でも、存在します。
これらが存在する背景には、科学の進歩があります。
なので、オカルトも同様だと私は考えています。現状、オカルトを再現性を持って計測することができないだけで、観測することができたら可能だと思います。
オカルトについて考えるのは、非常にワクワクするのでこれからも考えていきたいですね。
もし、オカルト本について興味はあるけど、読んだことがない人には本書がオススメです。
以上!
コメント