こんにちは、せかいひろしです。
皆さんは、サイコメトリーという超能力をご存知でしょうか？
物体や空間に残留する思念を読み解くことで、物体や空間に存在した記憶を感じ取る能力のことです。
日本でもテレビ番組で、行方不明者捜査で活用されるなどされていますよね。
しかし、本当にそんなことが現実的に起きるのだろうか？
本記事では、サイコメトリーの概要から、原理や歴史、身につける方法に至るまで網羅的に解説していきます。
サイコメトリーとは？
サイコメトリーとは、物体や空間に残った残留思念を情報として読み取ることができる超能力です。
アメリカの医師であり、オハイオ州シンシナティにあるエクレクティック医学研究所の生理学の教授であるジョセフ・ローズ・ブキャナン氏が提唱した用語です。
精神という意味の「psycho」と測定という意味の「metry」が組み合わさった造語です。精神という意味の「psycho」と測定という意味の「metry」が組み合わさった造語です。
つまりサイコメトリーとは「精神の測定」という意味になります。
- 長く身につけているもの
- 強い念を込めているもの、こもっているもの
- 歴史のある場所
- 水辺（湖、沼、池、川）
などで最もその真価を発揮できる能力と言えます。
これは、日常レベルの物体や空間では、強い念がこもっていないためです。
ただし、能力にデメリットもあり、悪意や恐怖といったマイナスの念がこもっている物体や空間に触れると、失神したり、体調を崩したりすることもあるという。
世界中に能力者は存在しており、行方不明者の捜索や刑事事件の捜査、考古学の調査に協力をすることが多い。
しかし、霊感商法に悪用されることもあるので、身近に使用者がいたら注意が必要でもある。
サイコメトリーの原理（仮説）
サイコメトリーの原理は科学的には完全に不明とされています。
これは、そもそも科学的にはサイコメトリーが否定されているからです。
しかし、インターネット上に存在するサイコメトリーの原理を無理やり考察すると以下のようになります。
生物、とりわけ精神機能が高度に発達した生物が強く発した「念」は物体や空間に残留する。
これは、「念」が単なる脳の電気信号や化学的な変化ではなく、魂や意識がもたらす物質のようなもの、デジタル信号であるからである。
そして、サイコメトラー（サイコメトリー能力者）は特殊な知覚機能を用いて、その「念」を知覚することができ、脳内で感覚や記憶として変換している。
しかし、これらはあくまでサイコメトリーを無理やり考察しているものであるため仮説の範囲を出ない。
今後の新情報に期待するしかないです。
サイコメトリーの正体
ここでは、サイコメトリーの正体とされている説について紹介します。
コールドリーディング×確証バイアス説
これは、サイコメトリーを説明する上で科学的に最も支持されている説になります。
それは、サイコメトリーがコールドリーディング×確証バイアスによって説明できるためであるとされています。
つまり、インチキということになります。
コールドリーディングとは、事前に何の下調べもなしに相手の心を読むスキルであります。そのため、一見すると相手の心を読むことができる能力のように捉えられてしまうスキルです。
マジシャンやパフォーマンス、占い師がよく活用されるので、意外と身近なスキルになります。
具体的には、誰でにも当てはまることを会話に織り交ぜたり、相手の顔色を伺いながら、会話を組み立てていくことです。
例）
・このペンダントは、、、
能力者）男性、、女性、、
悩んでいるAさん相手）女性の時に少し反応
能力者）母、姉、妹、娘、恋人
悩んでいるAさん相手）恋人の時に少し反応
能力者）これは恋人が生前とても大切にしていたものですね（ドヤ）
少し、オーバーにやるとこんな感じです。
実際、能力者を目の前にしている場合は、雰囲気も合わさりより信じやすくなると言えるのです。
そして確証バイアスとは、自分の信じたい情報のみにまつわる情報を無意識のうちに支持し収集してしまう心理的バイアスのことを指します。
確証バイアスは無意識のうちに発生してしまう現象なため、訓練していないと見抜けないのです。
つまり、コールドリーディングと確証バイアスが組み合わさると相手はとても信じやすくなると言えるのです。
サイコメトリーのこれまでの記録
ここでは、これまでのサイコメトリーの記録をいくつか紹介していきたいと思います。
事例①：ジェラール・クロワゼット氏
これは、オランダ人サイコメトラーの事例であります。
自身の能力を使い、行方不明者の捜索することが多かったが、成功例はかなり少なく、偶然に等しい成果しか出すことができなかったと言われている。
日本でも「水曜スペシャル」に出演し当時行方不明になっていた7歳児を捜索し、水死体を発見するに至った。
しかし、当時警察は既に見つかりそうな場所を絞り込めており、水死体が発見されるまでは時間の問題だったという。
また、番組スタッフも事前に警察から発見の可能性のある場所について聞いており、それを番組を盛り上げるために事前にジェラール氏にその旨を伝えられたことを考えると、本当にジェラール氏の功績なのかは疑問が残る。
ようはテレビではよくあるやらせ疑惑があるということだ。
実際、ジェラール氏過去に自身のサイコメトリーによる成果を捏造していたことが判明しいてるので、彼の功績を素直に信じるのは難しいところである。
記録②：ステファン・オソヴィエツキー氏の事例
これは、ポーランド人のサイコメトラーの事例であります。
ステファン・オソヴィエツキー氏は、発掘される考古学品の過去を見る力があったとされています。
それは、ポーランド人民俗学者スタニスラフ・ポニアトスキーがサイコメトリー能力者のステファン氏に対して行った実験が証明しています。
ポスアトスキー氏は世界中から様々な年代の火打ち石や石器をサイコメトリー能力者のステファン氏に目隠して触れさせその年代を測定させてた。
もちろん、細心の注意を払って行われた。
しかし、ステファン氏は石器類の年代や、発見場所を見事的中させて見せたのだった。
サイコメトリーの身につける方法
サイコメトリーを実際に身につけたいともう人もいると思います。
ここでは、インターネット上にあるサイコメトリーを身につける方法についてまとめていきたいと思います。
しかし、サイコキネシスやパイロキネシスとは違いサイコメトリーを身につけるのは容易ではありません。
それは、サイコメトリーは自分1人では身につけることは至難の技であるからです。
これは、サイコメトリーによって汲み取った「念」が実際に存在しているモノかを確認するには第三者の手が必須であるからです。
それでもトライしてみたい方は下記の方法をお試しください。
＜やり方＞
- 普段から身につけている強い思入れのあるものを友人などに借りる
- 瞑想をして高い集中状態にする
- 目を瞑り借りたものに触れ、そのモノが持っている「念：場所、感情、思い出」を感じ取る
- 感じ取った念をメモする
- 借りた友人にメモした内容を見せ事実確認を行う
- 精度が高まるまで①繰り返す
このようにサイコメトリーは身につけるのは容易ではないです。
なのでサイコメトリーに相当な思い入れがない限り、練習をすることはおすすめしません。
サイコメトリーが出てくる作品
ここでは、サイコメトリーがどのような能力なのかを映像や画像で体験できる作品をいくつか紹介したいと思います。
【漫画】斉木楠雄のψ難「2012年 麻生周一（著）」
斉木楠雄のΨ難は、麻生周一先生によって書かれたサイキックギャグ漫画である。
また、既に完結しており全26巻あります。
ギャグのセンスもピカイチなので電車の中で読む際は注意が必要な作品です。
腹を抱えて笑うというよりかは、クスクス笑える系です。
超絶美少女ヒロインから何がなんでも超能力を使って接触を回避する回はめっちゃ面白いのでぜひチェックください。
あらすじは以下の通りである。
彼の名前は斉木楠雄、超能力者である。誰もが羨む才能も、本人にとっては災難を呼ぶ不幸の元凶。故に人前では力を封印、目立たず人と関わらずを心掛けてきた斉木だったが、何故かワケあり同級生が急接近!?
amazonより
ちなみに、アニメは2期まで放送されています。
実写映画化もされているので、アニメから作品に入るのもおすすめです。
NetflixやAmazonプライムでも視聴可能です。
【映画】サイコメトリー〜残留思念〜（2013年）
クォン・ホヨン監督によるSFサスペンス映画です。
韓国の映画であり、評価もかなり高い作品です。アクション要素とサイコメトリー要素が見事に融合した珍しい作品と言えます。
現実の世界でサイコメトリーがどのように作用するのかを見てみたい方はぜひチェックしてみてください。
あらすじは以下の通りです。
強力班3年目の刑事ヤン・チュンドン (キム・ガンウ)の担当区域で女子児童が誘拐され殺害される事件が起こる。チュンドンは捜査中、自分が偶然見つけた道の不思議な落書きと事件現場とが一致する事に気付き、壁に絵を描いたジュン (キム・ボム)を追跡し始める。
やっとのことでジュンを捕まえるが、ジュンが手で人や物に触れると過去を見ることができる‘サイコメトリー’ 能力を持っている事を知る。ジュンは自分の能力を負い目に感じながら一人で生きてきたが、その能力を通じて偶然知ることとなった犯罪事件の手がかりを絵に描いてきた。
しかし、その絵のせいで結局、少女誘拐事件の有力な容疑者として追われるはめに…
Amazonプライムより
残念ながら、NetflixにもAmazonプライムにもありませんでした。
ツタヤでならレンタルできるので、見てみたい方はツタヤの宅配サービスを利用するのがおすすめです。
【漫画】サイコメトラーEIJI「1996年 原作：安童 夕馬/作画：朝基まさし（著）」
サイコメトラーEIJIは、原作：安童 夕馬先生、作画：朝基まさし先生によって連載されたミステリーアクション漫画です。
累計発行部数は1200万部を超えており、1997年〜1999年までテレビドラマ化もされるほど人気の高い作品と言えます。
あらすじは以下の通りです。
物や人に触れるとそれに残った過去の記憶の断片を読み取るサイコメトリー能力を持った少年・明日真映児が、警視庁の女性刑事・志摩亮子と協力して怪事件を次々と解決していくというミステリー作品。
wikipediaより
全25巻とかなりコンパクトにまとめられているので、読みやすくおすすめです。
また、「サイコメトラー」、「サイコメトラー超感覚探偵」とサイコメトラーEIJIの続編にあたる作品がありますので、サイコメトラーEIJIを好きになった方は続きを読むこともできます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
これが、サイコメトリーに関する全てです。
サイコメトリーはコールドリーディング×確証バイアス説を利用すれば誰でも使用することができることを装えることから科学的には否定されている超能力ではあります。
しかし、上記の説はあくまでサイコメトリー現象を説明するための説であるので、まだ完全に否定することには繋がっていません。
サイコメトリーはロマンのある能力なので、今後の新情報に期待ですね。
以上っ！
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